ドローンを購入すると、「これで空撮を始められる!」と思う方も多いのではないでしょうか。

もちろんドローン本体がなければ始まりません。

しかし実際に屋外へ撮影に行くとなると、機体だけ持って行けばいいというわけではありません。

バッテリーが足りなかったり、microSDカードを忘れてしまったり、スマートフォンの充電が切れてしまったりすると、せっかく撮影場所まで行っても十分に撮影できないことがあります。

そこで今回は、これからドローンを始める方に向けて、「ドローン撮影に何を持って行けばいいのか」を初心者向けに分かりやすく紹介します。

すべてを最初から購入する必要はありません。

まずは、絶対に必要なものからそろえていきましょう。

ドローン撮影は「機体だけ」では始められない

最初に覚えておきたいのは、ドローン本体だけ持って出掛けても、快適に撮影できるとは限らないということです。

たとえば、

  • バッテリー
  • 送信機
  • 記録用メディア
  • スマートフォン
  • 接続ケーブル

など、機体によって必要になるものがあります。

さらに屋外で撮影する場合には、「バッテリーがなくなった」「レンズが汚れた」「離陸できる場所がない」といったこともあります。

初心者のうちは、

👉 撮影に行く前に持ち物を毎回チェックする

習慣をつけておくと安心です。

ドローン撮影でまず必要な5つの持ち物

これからドローンを始める方が、まず準備しておきたい基本セットはこちらです。

  • ドローン本体
  • 送信機
  • バッテリー
  • スマートフォンまたはタブレット
  • microSDカードなどの記録用メディア

ただし、機種によって必要なものは異なります。

それぞれ見ていきましょう。

ドローン本体

当然ですが、まず必要になるのがドローン本体です。

購入したばかりの機体なら、そのまま飛行場所へ持って行くのではなく、

  • 機体に破損がないか
  • プロペラが正しく装着されているか
  • バッテリーが装着できるか
  • カメラやジンバルに問題がないか

などを事前に確認しておきましょう。

特に折りたたみ式のドローンでは、アームを展開してからプロペラ周辺まで確認する習慣をつけておくと安心です。

送信機

ドローンを操作するために必要なのが送信機です。

初心者の方で意外と起こりやすいのが、「ドローンのバッテリーは充電したのに、送信機の充電を忘れていた」というケースです。

出発前には、

  • 機体
  • バッテリー
  • 送信機

をセットで確認しましょう。

機種によってはディスプレイを内蔵した送信機もあります。

一方、スマートフォンを接続して使用するタイプでは、スマートフォンも必要です。

バッテリー

ドローン撮影で非常に重要なのがバッテリーです。

ドローンはバッテリーがなくなれば飛ばせません。

しかも実際の撮影では、「もう少し違う角度から撮りたい」「もう一度同じルートを撮影したい」と思うことがあります。

そのため、撮影へ行く前には必ず充電状態を確認しましょう。

👉 機体だけではなく、バッテリー管理もドローン撮影の一部です。

スマートフォン・タブレット

送信機によっては、スマートフォンやタブレットを接続してドローンを操作します。

画面には、

  • カメラ映像
  • バッテリー残量
  • 高度
  • 距離
  • 各種警告
  • 撮影設定

など、飛行中に必要となる情報が表示されます。

そのため、

スマートフォンの充電残量も事前に確認しておきましょう。

普段の生活でスマートフォンを使用したあと、そのまま空撮へ行くと、途中で充電が少なくなっていることがあります。

ドローンを準備するときは、

👉 「機体・送信機・スマートフォン」の3つの充電を確認する

と覚えておくと分かりやすいです。

microSDカードなどの記録用メディア

高画質な写真や動画を保存するためには、機種によってmicroSDカードなどの記録用メディアが必要になります。

ここは初心者が特に忘れやすいポイントです。

撮影場所に到着してから、「microSDカードを入れていなかった」と気づくと困ります。

また、カードが入っていても容量がいっぱいになっていることがあります。

そのため出発前には、

  • カードが入っているか
  • 空き容量は十分か
  • 使用する機体に対応しているカードか

を確認しましょう。

※対応する記録メディアや推奨仕様は機種によって異なるため、使用する機体の取扱説明書やメーカー情報を確認してください。

予備として持っておきたいもの

ここからは、絶対に必要ではない場合もあるものの、持っていると安心できるものです。

特に屋外へ何度か撮影に行くようになると重要になってきます。

予備バッテリー

最初に追加を検討したいのが予備バッテリーです。

バッテリーが1本しかない場合、そのバッテリーを使い切れば撮影終了です。

一方、予備があれば、

  • 撮影場所を変える
  • 別の構図を撮る
  • 写真と動画を両方撮る

といった余裕が生まれます。

もちろん必要な本数は撮影内容によって変わります。

初心者の段階では、まず実際に何回か飛ばして、自分がどれくらい撮影するのか確認してから追加する方法でも問題ありません。

予備プロペラ

ドローンのプロペラは非常に重要な部品で、小さな傷や変形でも飛行に影響する可能性があります。

そのため、万が一に備えて予備プロペラを持っておくと安心です。

ただし、傷んだプロペラを「まだ飛べそうだから」と使い続けるのは避けましょう。

交換する場合は、その機体に適合したプロペラを使用してください。

充電ケーブル

スマートフォンや送信機などを充電するためのケーブルも忘れやすい持ち物です。

特に遠方へ撮影に行く場合は、「充電器は持ってきたけどケーブルがない」ということがないようにしましょう。

普段使っている充電ケーブルとは別に、ドローン用バッグへ1本入れたままにしておく方法もおすすめです。

モバイルバッテリー

スマートフォンなどの充電切れ対策として、モバイルバッテリーも役立ちます。

特に、

  • 長時間の撮影
  • 複数の撮影場所を回る日
  • 遠方への撮影

では安心感があります。

ただし、モバイルバッテリーがあっても現場ですべてを充電できるとは限りません。

基本は、

👉 出発前に満充電に近い状態まで準備しておく

ことです。

ランディングパッドがあると安心

初心者にぜひ知っておいてほしい便利アイテムが、ランディングパッドです。

ドローンを離着陸させるためのマットのような道具です。

屋外では、

  • 草
  • 砂
  • 土
  • 小石
  • 落ち葉

などがある場所から離陸することがあります。

プロペラが回転すると、砂や小石などを巻き上げる可能性があります。

また、草が長い場所ではプロペラに接触する可能性もあります。

ランディングパッドを使用すると、機体を地面からある程度きれいな環境で離着陸させやすくなります。

必ず必要というわけではありませんが、屋外撮影が多い人には便利です。

撮影にこだわるならNDフィルター

ドローン撮影に慣れてくると、「もっときれいな映像を撮りたい」と思うようになるかもしれません。

そこで使われることがあるのが、NDフィルターです。

簡単に説明すると、カメラに入る光の量を調整するためのフィルターです。

特に明るい屋外で動画を撮影するときなどに使用されます。

ただし、初心者がドローンを購入したその日に必ず準備しなければならないものではありません。

まずは、

  • ドローンの操作
  • 安全な飛行
  • カメラの基本設定
  • 構図

などに慣れてからでも十分です。

👉 NDフィルターは「必需品」というより「撮影の幅を広げる道具」と考えると分かりやすいです。

現場で役立つ便利な小物

ドローン撮影を続けていくと、「これもバッグに入れておくと便利だな」という物が増えてきます。

代表的なものを紹介します。

レンズクリーナー

カメラレンズに、

  • 指紋
  • ホコリ
  • 水滴

などが付着していると、せっかく撮影した映像に影響することがあります。

撮影前にレンズを確認し、必要に応じてクリーニングしましょう。

小型工具

機種によっては、プロペラ交換などで工具を使用することがあります。

大きな工具セットを持ち歩く必要はありませんが、その機体の簡単なメンテナンスに必要な工具があると安心です。

タオル・クロス

地味ですが、かなり便利です。

屋外では、

  • 草が濡れている
  • 機体に水滴が付く
  • 手が汚れる

といったことがあります。

小さめのタオルやクロスをバッグへ入れておくだけでも役立ちます。

ドローン用バッグ・ケース

機体やバッテリーをそのまま持ち歩くのではなく、専用ケースやバッグにまとめておくと管理しやすくなります。

特に、

  • ドローン
  • 送信機
  • バッテリー
  • プロペラ
  • microSDカード
  • ケーブル

を毎回同じ位置へ収納しておけば、忘れ物にも気づきやすくなります。

持ち物だけでなく「飛ばせる場所か」も確認する

ここは非常に重要です。

どれだけ完璧に持ち物を準備しても、その場所で飛ばせなければ撮影はできません。

ドローンには、航空法をはじめとするルールがあります。

また、それとは別に、

  • 公園
  • 観光地
  • 河川敷
  • 海岸
  • 私有地
  • 各種施設

などでは、施設や土地の管理者が独自にドローン飛行についてルールを設けている場合があります。

つまり、「ドローンを飛ばせそうな広い場所を見つけたから行ってみよう」だけでは十分ではありません。

撮影に行く前に、

👉 「この場所で本当に飛ばせるのか」

を確認しておきましょう。

持ち物の準備と同じくらい、飛行場所の事前確認も大切な準備です。

初心者向け|ドローン撮影の持ち物チェックリスト

最後に、撮影へ行く前に確認できるよう一覧にしておきます。

【まず必要】

  • □ ドローン本体
  • □ 送信機
  • □ バッテリー
  • □ スマートフォン・タブレット(必要な機種の場合)
  • □ microSDカードなどの記録用メディア

【あると安心】

  • □ 予備バッテリー
  • □ 予備プロペラ
  • □ 充電ケーブル
  • □ モバイルバッテリー
  • □ ランディングパッド

【撮影・メンテナンス用】

  • □ NDフィルター
  • □ レンズクリーナー
  • □ クロス・タオル
  • □ 必要な工具
  • □ ドローンケース・バッグ

そして持ち物とは別に、

  • □ 天候を確認したか
  • □ 飛行場所を確認したか
  • □ 機体を点検したか
  • □ バッテリー残量を確認したか
  • □ 周囲の安全を確認したか

も忘れないようにしましょう。

👉 このチェックリストを撮影前に毎回確認するだけでも、忘れ物や確認漏れをかなり減らせます。

まとめ

ドローン撮影では、機体以外にも準備しておきたいものがあります。

初心者がまず覚えておきたいのは、

  1. ドローン本体
  2. 送信機
  3. バッテリー
  4. スマートフォン・タブレット
  5. 記録用メディア

の基本セットです。

そのうえで、

  • 予備バッテリー
  • 予備プロペラ
  • ランディングパッド
  • モバイルバッテリー
  • レンズクリーナー

などを必要に応じて追加していけば十分です。

最初から大量のアクセサリーを購入する必要はありません。

まずは、「安全に飛ばすために必要なもの」を優先しましょう。

そしてもう一つ大切なのが、持ち物の準備だけで安心しないことです。

飛行場所や天候を確認し、機体を点検し、周囲の安全を確認してから飛ばす。

ここまでがドローン撮影の準備です。

これからドローンを始める方は、

👉 「機体を持って出掛ける」のではなく「撮影に必要なものを一式準備して出掛ける」

という意識を持っておくと、実際に空撮を始めたときに慌てにくくなります。

ドローンに慣れていくにつれて、自分に必要な持ち物も少しずつ分かってきます。

まずは基本セットからそろえて、安全なドローン撮影を楽しんでみてください。